
急速に変化するビジネス環境において、大企業が競争力を維持し、イノベーションを推進するためのアプローチの一つとして、”スタートアップへの出向プログラム”が注目され始めていることをご存じでしょうか。
”スタートアップへの出向プログラム”とは、大企業の社員がスタートアップに出向して実務経験を積み、新規事業の立ち上げやイノベーション創出に必要なスキルや思考法を学ぶプログラムです。事業を動かす経験を企業に持ち帰ることで、新たな価値を生み出すことが期待されています。
起業家の立場から、
リアルな事業立上げの現場を体験できる出向プログラム

スタートアップスタジオSpireteでは、創業期のリアルな事業企画・立上げを経験いただける「Spirete出向プログラム」をご提供しています。
参加者はSpireteの社員として、弊社で支援中の様々な分野のプロジェクト(=創業期のスタートアップ)の立上げに参加いただきます。
また、自身がスタートアップでもあるSpireteの経営課題に関する議論や、ゼロイチ起業を支えるサービス企画など、Spireteの実務にも携わっていただきます。

スタートアップの中に入り込む体験を通じて、事業の立ち上げ方、不確実な環境下での意思決定力、事業開発のノウハウなどを学べるプログラムとなっています。
ビジネス環境が急速に変化する今、スタートアップの世界に飛び込む勇気が、御社のイノベーションを加速させる鍵となるかもしれません。
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ースタートアップへの出向で、実際にどんな体験・学びを得られるのか?
Spireteプログラムを活用し、出向を経験したお二人の体験ストーリーをご紹介します。

折居 雅也 さん
山梨中央銀行で法人向けの融資を担当し、現在はスタートアップの支援を行っている折居さん。
Spireteには23年4月〜25年3月の約2年間出向し、銀行とSpireteでの業務を兼務されました。
スタートアップの最前線を、リアルに体験
ー出向プログラムに応募したきっかけは?
当時、スタートアップスタジオについてはあまり詳しく知りませんでしたが、ちょうど新しいことに挑戦したいと考えていた時期でした。募集を見て、「スタートアップ、面白そう」と直感的に感じ、応募を決めました。
ー出向期間中、どのような経験をされましたか。
Spireteプロジェクトに参加し、事業立ち上げや推進の現場を体験しました。
特に、新しい水上パーソナルクラフトを展開する「Wheeebo」へは会社設立の段階から参加し、リアルな立ち上げのプロセスを間近で見ることができました。また、本業である融資業務の知見を活かし、資金調達のサポートも行いました。

銀行員とスタートアップ、両方の視点を得られて成長できた
ーどのような学びがありましたか。
銀行員として融資を行う立場と、スタートアップ側で事業を作る立場の両方を経験できたことは大きな学びでした。
銀行員では審査を行う側ですが、初めて事業を作る側に入ることで、事業づくりの難しさを痛感しました。またスタートアップ側に入ることで、現実的な数字だけでなく「想い」をしっかりと伝える重要性も学ぶことができたと思います。
出向の経験によって、銀行員の立場に戻った際にも、スタートアップの「想い」に寄り添って、より深く考えられるようになったと思います。
ー出向をして感じたことを教えてください。
銀行とスタートアップが互いの視点を交換しあうことで、連携できることも増えるのではと感じました。より良い連携が進めば、日本経済が上向く手助けにもなるかもしれない。銀行とスタートアップが連携することの可能性をより強く感じました。
また、Spireteのようなパートナーがスタートアップに伴走し、事業の方向性を共に描いてくれることは、融資を検討する銀行にとっても心強いと感じました。実際に、所属する会社が融資を行う際にも、Spireteのようなパートナーがいることはかなりプラスに捉えていました。
ー折居さん、ありがとうございました!
出向から戻った後も、折居さんはスタートアップの支援担当として、さまざまな企業との連携に挑戦するそうです。折居さんの新しい挑戦が楽しみです!
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中西 賢 さん
電源開発株式会社(以下、J-POWER社)のイノベーション推進部で新規事業の創出に携わる中西さん。
J-POWER社は国内外で発電事業を展開する電力会社ですが、中西さんの所属部署では電力やエネルギー領域にとらわれない新しい事業の創出に取り組んでいます。
中西さんは、所属部署が拡大するタイミングで、新しい学びを得るためにSpirete出向プログラムへの参加を打診されたといいます。
中西さんは、24年4月~25年3月の約1年間出向し、J-POWER社とSpireteが共同で運営している「Sustainability Transformation Startup Lab(SX Lab)」プログラムに携わりました。
企業間のコミュニケーションを円滑にする進行役として活躍
ー出向期間中、どのようなお仕事をされましたか。
「SX Lab」に参加しているプロジェクトを包括的に見る役目として、全体の進行サポートをしていました。週の半分ほどは「SX Lab」に時間を割いており、参加プロジェクトとJ-POWER社との情報の橋渡しや調整役として活動していました。
また、J-POWER社が研究・開発を進める微細藻類を活用した事業を展開する「サキュレアクト」のプロジェクトにも参加し、事業開発・営業の知見が少ない技術開発部門と「サキュレアクト」との間で、コミュニケーションを円滑に進めるための調整を行っていました。

スタートアップに”伴走する”、新しい体験が学びになった
ー出向によって、どのような学びがありましたか。
出向前はスタートアップの事業立ち上げについて全くイメージが湧きませんでしたが、Spireteの取り組みや「SX Lab」を通じて、事業創出の現場を間近で見ることができ、事業を立ち上げていくプロセスの解像度が深まりました。
また、プログラムに参加するシード期のプロジェクトとJ-POWER社が一緒になって事業を作り上げていく、というのは新しい体験でした。
伴走して、スタートアップと共に事業を一から作り上げる経験を通じて、自分としても、会社としても貴重な学びを得ることができたと思います。今回の経験をしっかり持ち帰り、組織としての経験値にしていきたいと考えています。
ー中西さん、ありがとうございました!
SX Labもそろそろ大詰め。革新的なスタートアップがSX Labから羽ばたき、どのように社会に影響を与えていくのか、新たな展開が楽しみです!
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Spirete出向プログラムでは、ご紹介したお二人のように、スタートアップ側の視点や事業企画のプロセス、新規事業に関するノウハウを学んでいただくことが可能です。
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もっと詳しく事例を知りたい…という方はぜひお気軽にお問い合わせください。
数々のスタートアップに携わり、事業立ち上げの経験も豊富なSpireteメンバーが支援をさせていただきます。
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Spireteではさまざまな「新規事業立ち上げ」のお悩みに応えるサービスもご用意しています。新規事業の立ち上げにお悩みの方は、ぜひ一度Spireteまでご相談ください。
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