テクノロジーを駆使して食の可能性を押し広げる「フードテック」が世界中で進展するなか、3Dフードプリンタ技術を軸に「調理技法・生産工程・食体験」の革新を目指しているByte Bites株式会社。
代表の若杉さんは以前Spiriteが実施したインタビューの中で、「3Dフードプリンタならではの製造手法を概念として作り、それが当たり前に使われる社会を見てみたい」と語られていました。そんなByte Bitesの技術や活動が、”当たり前に使われる未来”へと一歩近づいた新たなニュースをご紹介します。
フードテックグランプリ2023 アサヒ賞を受賞!
2023年10月14日(土)、持続可能な食産業を実現しうる食品生産・加工技術・流通システム等の技術シーズと起業家の発掘育成を目的に開催されたフードテックグランプリ2023にて、Byte Bitesは【いつでも、どこでも、だれでも楽しめる転送食の実現】をテーマにしたプレゼンでアサヒ賞を受賞しました。
プレゼンでは、3Dフードプリンタによって遠くにいる誰かと食べる楽しさや想いを分かち合える【共食体験】をテーマに、新しい食の可能性を提案しました。
若杉さんは、「いつでも、どこでも、だれでも楽しめる転送食」を通じて”食のデジタル化が人と人とのつながりをより高める未来”を実現したいと語り、その想いが審査員の方々に通じる結果となりました。
さらに、3Dフードプリンタの可能性をより多くの方に知っていただくために、”実際に体験できる場”への参加も積極的に行っています。
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自分好みのケーキがいつでも食べられる?!3Dプリントケーキという新しい可能性
3Dフードプリンタの技術をより身近に感じてもらうため、Byte Bitesは10月26日(木)〜11月5日(日)に東京ビッグサイトで開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2023 (旧 東京モーターショー)」に出展し「Mimetic Food System(ミメティックフードシステム)」のデモンストレーションを行いました。
*「Mimetic Food System」は、誰もがいつでも食を楽しめる製造機械です。素材の自動調合・調味・出力を一括で行うことで、自分好みの食品を再現し、ドリンクバーのように自分の好きな食品を選んで楽しむ体験が可能になります。
今回は「ケーキ」を題材に、ショートケーキやチョコレートケーキを模した6種類のケーキがブースに登場。会期中、計458個の3Dプリントケーキを提供しました。
「転送食ケーキ」という聞き慣れない名前も注目を集め、多くの方がブースへと足を運んでくださいました。
また実際に3Dプリントケーキを試食された方からは「思ったよりも、ちゃんとケーキのようでおいしい!」「パティシエがいらなくなるかも…」といったコメントも。
【Byte Bites代表 若杉さんより】
展示会では実際に3Dプリント食品を試食していただき、「こんな未来があったらいいな」という感想ではなく「こんな未来が来るかもしれない」と感じていただけるような体験を提供することができ、TECH PLANTERでは、食品企業の審査員に対して、どのような価値を生み出せるかを提案するなど、両方の機会を通じて未来の食体験の新たな形を広く発信することができました。これからも価値訴求を続けつつ、社会実装を目指して頑張っていきます。
【3Dフードプリンタ活用に興味のある企業さまへ】
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【3Dフードプリンタ事業を一緒に盛り上げてくれる人材を募集中!】
イベント企画・出展など、Byte Bitesの技術をさらに広げる活動を一緒にしてくださる方を探しています。気になる方は、ぜひSpireteのWantedlyからお気軽にご応募ください!
【代表 若杉さんのインタビューがモノづくり情報メディア「MONOist」掲載されました】
入居しているコワーキングスペースや、今後の展望など、Byte Bitesについて詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
【Spirete コミュニティ参加者募集のお知らせ】
Spireteは、大企業・大学研究機関・フリーランス・副業人材など、多種多様な専門知識や経験を組み合わせ、ゼロからのスタートアップ創出を目指すスタートアップスタジオです。 弊社で支援している創業前や創業初期のスタートアップで活躍していただける人材をSpireteコミュニティメンバーとして募集しています。今回ご紹介した「Byte Bites」等のプロジェクトに参加してみたい方は、ぜひこちらからお気軽にお問い合わせ下さい!
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